草竹コンクリート工業の道路用L型擁壁 「道路土工 擁壁工指針」を準拠する、プレキャスト擁壁。豊富な品揃えと安定構造・品質で、多様な道路造り・街づくりにマッチします。

特徴奈良県リサイクル認定製品

安定品質・安定供給

適切な品質規格と厳重な品質管理の下に工場生産したプレキャスト擁壁で、供給面も含めて安心してご使用になれます。

最先端規格・高性能

構造仕様は、「道路土工 擁壁工指針」(日本道路協会:平成24年度版)を準拠し、特に、鋼材に対する劣化抑制(最小かぶり寸法適合)で、従来品を卓越した耐力を発揮します。

豊富な品揃え

標準製品(Sタイプ)と、防護柵用基礎付製品(Pタイプ※)の2種類があります。
また、2種類の製品共に、製品高さは、0.6m~5.0mまで33種類(0.1又は0.25mピッチ)を用意しており、経済的な築造が行えます。
※Pタイプは、「歩行者自転車用柵のP種」(防護柵の設置基準:日本道路協会)を使用限度とします。

施工性・出来形向上

製品の天端幅は、その高さが異なっても全種同一で、出来形が均一に仕上がります。
製品接続面(一方)の盗み部で、曲線区間にも使用できて施工現場への適応性に優れます。
製品(擁壁)の前面は、周りとマッチしたテクスチャーを施して景観を保全できます。

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製品規格

※本構造・寸法は、次項の設計条件に基づきます。設置先の現場条件に合わせて、B(底版)寸法を変更することができます。

製品高さ 寸法(mm) 水抜孔個数(個) 参考質量(kg)
H B H1 H2 H3 T1 T2 T3 T4 B1 L1 Sタイプ Pタイプ Sタイプ Pタイプ
H-600 600 700 410 90 90 110 100 100 60 573 704
H-700 700 750 510 550 90 90 110 100 150 60 1 643 776
H-800 800 800 610 550 90 90 110 100 200 60 1 715 847
H-900 900 850 710 550 90 90 110 100 250 60 1 786 918
H-1000 1000 900 810 550 90 90 110 100 300 60 1 1 857 988
H-1100 1100 1000 600 600 100 120 120 100 100 80 2 2 1040 1171
H-1200 1200 1050 700 700 100 120 120 100 150 80 2 2 1114 1224
H-1300 1300 1100 800 700 100 120 120 100 200 80 2 2 1187 1318
H-1400 1400 1150 900 700 100 120 120 100 250 80 2 2 1260 1391
H-1500 1500 1200 1000 700 100 120 120 100 300 80 2 2 1333 1465
H-1600 1600 1300 600 800 100 150 150 100 100 100 2 2 1616 1747
H-1700 1700 1350 700 800 100 150 150 100 150 100 2 2 1690 1822
H-1800 1800 1400 800 800 100 150 150 100 200 100 2 2 1763 1895
H-1900 1900 1450 900 800 100 150 150 100 250 100 2 2 1836 1968
H-2000 2000 1500 1000 800 100 150 150 100 300 100 2 2 1909 2041
H-2100 2100 1600 600 900 100 190 190 150 100 80 2 2 2431 2563
H-2200 2200 1650 700 900 100 190 190 150 150 82 2 2 2507 2638
H-2300 2300 1700 800 900 100 190 190 150 200 85 2 2 2581 2712
H-2400 2400 1750 900 900 100 190 190 150 250 87 2 2 2655 2786
H-2500 2500 1800 1000 900 100 190 190 150 300 90 2 2 2729 2861
H-2600 2600 1900 600 900 100 230 230 150 100 99 2 2 3347 3483
H-2700 2700 1950 700 900 100 230 230 150 150 102 2 2 3423 3557
H-2800 2800 2000 800 900 100 230 230 150 200 105 2 2 3497 3631
H-2900 2900 2050 900 900 100 230 230 150 250 107 2 2 3572 3704
H-3000 3000 2100 1000 900 100 230 230 150 300 110 2 2 3646 3778
H-3250 3250 2250 750 1000 500 140 330 330 200 100 117 4 4 5431 5564
H-3500 3500 2400 1000 1000 500 140 330 330 200 250 124 4 4 5654 5785
H-3750 3750 2550 1250 1000 500 140 330 330 200 400 132 4 4 5876 6008
H-4000 4000 2700 1500 1000 500 140 330 330 200 550 140 4 4 6096 6228
H-4250 4250 2850 750 1200 500 160 430 430 200 100 155 4 4 8691 8822
H-4500 4500 3000 1000 1200 500 160 430 430 200 250 164 4 4 8926 9058
H-4750 4750 3150 1250 1200 500 160 430 430 200 400 172 4 4 9162 9294
H-5000 5000 3300 1500 1200 500 160 430 430 200 550 180 4 4 9395 9527

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設計条件

はじめに

本設計条件は、「道路土工 擁壁工指針」(日本道路協会:平成24年度版)を準拠しています。
設置先の現場条件が本条件と異なる場合は、お問合せください。別途計算にて対応いたします。

設計荷重

安定条件

項目 常時 自歩道荷重時
転倒 |e|≦B/6 |e|≦B/3
滑動 Fs≧1.5 Fs≧1.2
支持力 必要地耐力以上

構造条件(許容応力度)

項目 常時 自歩道荷重時
コンクリート 許容圧縮応力度 σca=10N/mm2 σca=15N/mm2
許容せん断応力度 τca=0.25N/mm2 τca=0.38N/mm2
鉄筋 許容引張応力度 σsa=160N/mm2 σsa=240N/mm2

必要地耐力

常時の地盤反力(最大値)を表しています。

(単位:kN/m2)

種類 呼び名 H-600
B-700
H-700
B-750
H-800
B-800
H-900
B-850
H-1000
B-900
H-1100
B-1000
H-1200
B-1050
H-1300
B-1100
H-1400
B-1150
H-1500
B-1200
H-1600
B-1300
Sタイプ 26 31 35 40 44 47 52 56 60 65 67
Pタイプ 25 29 34 38 43 46 50 55 59 64 66

種類 呼び名 H-1700
B-1350
H-1800
B-1400
H-1900
B-1450
H-2000
B-1500
H-2100
B-1600
H-2200
B-1650
H-2300
B-1700
H-2400
B-1750
H-2500
B-1800
H-2600
B-1900
H-2700
B-1950
Sタイプ 72 76 80 85 88 92 96 101 105 108 112
Pタイプ 71 75 80 84 87 91 95 100 104 107 111

種類 呼び名 H-2800
B-2000
H-2900
B-2050
H-3000
B-2100
H-3250
B-2250
H-3500
B-2400
H-3750
B-2550
H-4000
B-2700
H-4250
B-2850
H-4500
B-3000
H-4750
B-3150
H-5000
B-3300
Sタイプ 116 121 125 136 146 155 165 177 186 196 206
Pタイプ 116 120 124 136 145 155 164 176 186 195 205

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施工要領

はじめに

本項での要領は、概要を説明しています。当スマートウォールによる擁壁の施工(築造)技術を維持向上することを目的として、『施工要領書』を別途用意しておりますので、詳細はお問合せください。

標準施工図・施工姿

施工材料表

◇ 必要根入れ深さ Df1・Df2 (関係各機関により、基準が異なります。)

基準出典 根入れ 必要深さ
道路土工 擁壁工指針 日本道路協会 Df1 底版の付け根から500㎜以上
プレキャストコンクリート製品の設計条件明示要領 国土交通省 Df2 底版の底面から500㎜以上

関連事項

◇ 特殊製品

  • ・短 尺:長さを、1998~998㎜の間で適宜に短縮できます。
  • ・天端斜切:前壁の天端を、斜めにカットできます。
  • ・化粧面:前壁の表面を、所望の模様にテクスチャー化できます。

◇ 曲線施工

  • ・製品接続面の一方の盗み部で、以下の曲線区間に対応できます。
製品高さ 内R 外R
H-600~2000 R50m~ R30m~
H-2100~5000 R40m~

◇ 勾配・階段施工

  • ・道路(背面上側)の表面勾配に応じて、選択します。

施工フロー

  • ・次の「歩掛表」は、実線枠の作業範囲を示すものです。

歩掛表

本表は、「国土交通省 土木工事積算基準(平成24年度版)」を参照しています。

(10m当たり)

名称 単位 擁壁ブロック高さ
0.5m以上
1.0m以下
1.0mを超え
2.0m以下
2.0mを超え
3.5m以下
3.5mを超え
5.0m以下
据付工 世話役 0.22 0.26 0.33 0.42
ブロック工 0.22 0.26 0.33 0.42
普通作業員 0.67 0.79 1.00 1.25
バックホウ賃料
(クレーン機能付2.9t吊)
0.22
ラフテレーンクレーン賃料
(25t吊)
0.26 0.33 0.42
諸雑費率 16 18 20 21
雑工種 基礎砕石 45 53 60 66
均しコンクリート 74 87 98 108

注)本表採用にあっては、摘要事項・施工材料表がありますのでご参照ください。

※ 上記各事項は概要です。その他の詳細事項は、『施工要領書』に従って施工してください。

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指定吊り金具

はじめに

本項での取扱いは、概要を説明しています。当スマートウォールによる擁壁の施工、特に、荷役上の安全確保を目的として、『施工要領書』を別途用意しておりますので、詳細はお問合せください。

指定吊り金具

製品の吊り上げには、次の金具を必ず使用してください。

◇ ショルダー

  • ・クレーンフックに掛けて使用します。

◇ バランシー又はセフティックス

  • ・ショルダーのフックに掛けて使用します。

◇ リフトカップラー

  • ・セフティックスのフックに掛けて使用します。

(◇ アンカー:製品の凹みに埋め込み)

  • ・リフトカップラーの弧状溝を掛けて使用します。

※上記事項は金具の概要です。その他の手順は、『施工要領書』に従い、安全事項を厳守のうえ作業してください。

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