公益財団法人交通事故総合分析センター調べ(平成25年度資料)
既存のガードレールやガードパイプは、衝突角度が小さくかつ連続設置の場合のみ、その性能を発揮できます。しかし設置場所に制限のある生活道路では十分にその威力を発揮できませんでした。
関西ドリーム研究会はそこに注目しました。その気づきを胸に日ごろ培ってきたコンクリート製品への知見をつぎ込み、歩行者安全ブロック「バリアーまん」を完成させました。
「バリアーまん」は狭隘な道路での活用を念頭に、単独でもクルマの進入を食い止めることができるように設計しています。
さらに、アンカーを地中深く打ち込むことでさらに強靭な性能を発揮します。
関西ドリーム研究会は、子どもたちの安全を確保し、いのちを守るコンクリート製品の研究・開発をすすめることを目的としてケイコン株式会社(京都市)と草竹コンクリート工業株式会社(奈良市)とのコラボレーションによって発足しました。コンクリート製品の堅牢性を生かして、物理的に子どもたちのいのちを守る製品づくりをテーマに取り組んだ結果、その第1号として「バリアーまん」が誕生しました。
2015年10月28日・29日 @マイドームおおさか【大阪市】
関西ドリーム研究会として初めてとなる展示会、「建設技術展2015近畿(※)」に「バリアーまん」を出展しました。製品のコンセプトである「安全・安心ゾーン」にブースをしつらえ、当日には数多くの建設業界関係者の方々、そして建設業界をめざす学生たちの姿でにぎわいました。
※主催:日刊建設工業新聞社、(一社)近畿建設協会 特別共催(公社)土木学会関西支部