自己治癒コンクリート材料配合の「スマート側溝Ⅱ」が「週刊ブロック通信」に掲載されました。
自己治癒コンクリート材料「バジリスクHA」を配合した「スマート側溝Ⅱ」が、「週刊ブロック通信」の第3337号(2025年5月26日発行)に掲載されました。
当製品は、奈良市が中心市街地で建設を進めている「六条奈良阪線(東西工区)街路改良工事」に使用され、バジリスク配合製品が採用されたのは、奈良県下では初となります。
詳細については、下記よりご覧になれます。
「スマート側溝Ⅱ」の製品ページはこちら
自己治癒コンクリート材料「バジリスク」は、バクテリアの代謝機能を活用し、ひび割れを自己修復するスマートマテリアルです。
内部に特殊なバクテリアを封入しており、コンクリートにひび割れが発生した際、侵入してくる水や酸素によってバクテリアは乾燥状態から解放されると同時に、ひび割れ表面のpHが下がることで活動を開始します。
バクテリアは乳酸カルシウムと、ひび割れ内に侵入する酸素を摂取しながら活性化し、代謝活動により炭酸カルシウムを生成します。この炭酸カルシウムがひび割れの隙間を埋め、人工的な修復作業を必要とせず自然に自己修復を行います。
以下の効果が期待されます。
- 1. 自己修復機能
- 人の手を介さずに自動的にひび割れを修復し、構造物の耐久性を維持します。
- 2. 長寿命化
- ひび割れの進行を抑制し、コンクリートの耐用年数を延長します。
- 3. コスト削減
- 長期的な耐久性が向上するため、補修工事の頻度が減り、ライフサイクルコストの低減につながります。
- 4. 環境負荷の低減
- 長寿命化により、資材やエネルギーの消費を抑え、CO2排出量の削減に寄与します。