「aNET ZERO イニシアティブ 第7回経営者会議」にて、蒸気養生レス製造技術の研究報告を行いました。
2025年9月26日(金) 福島県浪江町の會澤高圧コンクリート株式会社「福島RDMセンター」にて、「aNET ZERO イニシアティブ 第7回経営者会議」が開催され、「aNET ZERO イニシアティブ」のメンバー各社より、脱炭素の取り組みや現在開発中の技術まで、幅広いテーマでプレゼン発表が行われました。
そのなかで、当社も脱炭素化技術の研究成果発表の機会をいただき、現在当社がリーダー社としてワーキンググループ6社で研究開発を進めております「蒸気養生レス製造技術」に関する経過報告を行いました。


プレキャストコンクリート工場では、コンクリートの初期強度を促進させるために、重油やガスを燃料とするボイラーを使用して蒸気養生(促進養生)を行っています。ボイラーの稼働によるCO2排出量は、工場から排出されるCO2の大半を占めているため、環境に配慮した方法でコンクリートの初期強度発現を促進させる新たなソリューションの開発を進めています。
蒸気養生レス製造技術の実装により、コンクリートの蒸気養生を不要とすることで、事業者の直接排出(Scope1)と他社供給のエネルギー間接排出(Scope2)の合計CO2排出量を半減させることが可能となります。
「aNET ZERO イニシアティブ」の協定締結社は現在全国で56社へと拡大しています。
今後もセメント・コンクリート産業の脱炭素化を加速させるため、各社協力し合い、技術開発などを進めてまいります。



