お知らせ

2025年9月25日「蓄電コンクリート工業会」が設立され、発起人として参画、理事に就任しました。

2025年9月25日(木) 全国45社のコンクリートメーカー・関連企業により「蓄電コンクリート工業会」が設立されました。当社代表取締役社長 草竹 晃司は、発起人の一人として設立の構想段階から参画し、工業会の理念や方針の形成に携わるとともに、理事に就任いたしました。

蓄電コンクリートは、會澤高圧コンクリート株式会社と米マサチューセッツ工科大学(MIT)が共同で研究を進めてきた新技術で、コンクリートに炭素微粒子(カーボンブラック)を添加して電子伝導性を付与し、電極として機能させたコンクリートを用いたスーパーキャパシタです。この技術を活用することで、再生可能エネルギーの効率的な蓄積・供給や分散型エネルギー網の構築、自己発熱機能によるエネルギー消費の低減などが期待されており、温室効果ガス排出削減を通じて、脱炭素社会の実現に大きく寄与する可能性を秘めています。

同日、福島県浪江町の福島RDMセンターで開催されたテックイベント「結」において、世界初となる蓄電コンクリート標準モジュールの公開と点灯式が行われ、大きな注目を集めました。

工業会設立の背景には、2024年4月に會澤高圧コンクリート株式会社とMITが立ち上げた研究開発コンソーシアムがあり、その後、2025年3月に設立準備会が発足しました。当社代表取締役社長 草竹 晃司 は、発起人としてこの準備段階から参画し、執行部会の一員として設立体制の構築に尽力。半年間にわたる協議と準備を経て、今回の正式発足に至りました。

当社はこれからも蓄電コンクリートの社会実装と普及促進に積極的に取り組み、業界の発展と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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