令和6年度近畿地方発明表彰式において、たおれん塀が発明奨励賞を受賞しました。
2024(令和6)年11月28日(木)、奈良市で開催された「令和6年度近畿地方発明表彰式」において、草竹コンクリート工業株式会社が「発明奨励賞」を受賞しました。
本式典では、一般社団法人奈良県発明協会会長を務める当社代表取締役社長 草竹晃司が開式の辞を述べ、来賓の文部科学省奨励室長、特許庁審査第三部長、近畿経済産業局長、奈良県知事より祝辞を頂いて、盛大に執り行われました。
- 実施日
- 2024(令和6)年11月28日(木)
- 会場
- ホテル日航奈良
- 主催
- 公益社団法人発明協会
- 後援
- 文部科学省 特許庁 中小企業庁 近畿経済産業局 奈良県
日本弁理士会 一般財団法人工業所有権電子情報化センター
- 実施
- 一般社団法人奈良県発明協会
発明奨励賞
発明名称...「ブロック塀の倒壊を防ぐ補強構造」特許第6555630号
製品名... たおれん塀
- コンクリートブロック造の塀や壁が地震により倒壊し、通行人が下敷きになることを防ぐとともに、地震によって崩れた壁が緊急車両や避難者の通行の妨げとなって、二次災害を引き起こすのを防ぐ、壁の補強構造に関するものです。
- 従来のブロック塀補強金具では、L字状部材を地盤に固定する複数の杭が、壁の転倒に伴い引き抜かれる際に生じる摩擦力(抵抗力)に均等性を欠くとともに、杭を増設しようとしても構造物に干渉するため限界がありました。
本発明は、壁が転倒しようとする際の支点から竿部材までの水平距離が一定となっており、壁の転倒に対する抵抗力を向上させることができます。 - 従来のブロック塀補強金具では、壁を補強している箇所がL字状部材が設けられている場所に止まるため、壁の延長方向で断続的に未補強部が生じるという点が課題とされていました。
本発明は、壁の両面を帯鋼で挟持し、L字状部材と壁と連結することで壁全体の一体性を高めることができます。